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ダビグマさん!聞いてよ!
編集最終盤で、途中にクリップ入れて欲しいって
クライアントから言われたんですよ泣
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そうかそうか。編集者あるあるやな
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再生ヘッド以降のクリップを全部まとめて選択したいんですけど、手動でやるのが面倒で…。
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なるほど、それなら簡単な方法があるぞ。
教えてあげよう!
DaVinci Resolveは、プロフェッショナルから初心者まで幅広いユーザーに愛用されている動画編集ソフトです。特に、タイムライン上で再生ヘッド以降のクリップを一括選択する操作は、編集効率を大幅に向上させます。今回は、40代から動画編集を始める方にもわかりやすく、この操作方法とその活用シーンを解説します。
再生ヘッド以降のクリップを一括選択する方法
タイムライン上で再生ヘッド以降のクリップを一括で選択するには、以下のショートカットキーを使用します。
- Windowsの場合:
Alt + Y
- Macの場合:
Option + Y
この操作により、再生ヘッドの位置から右側にあるすべてのトラック上のクリップが選択されます。
手順の詳細
- 再生ヘッドを移動:タイムライン上で、クリップを挿入したい位置に再生ヘッド(赤い縦線)を移動させます。
- ショートカットキーの入力:Windowsの場合は
Alt + Y
、Macの場合はOption + Y
を押します。 - クリップの移動:選択されたクリップ群を右方向にドラッグして、必要なスペースを確保します。
この方法により、タイムライン上の特定の位置に新しいクリップを挿入する際、後続のクリップと重ならないようにスペースを作ることができます。
この技術が必要なシーン
再生ヘッド以降のクリップを一括選択する操作は、以下のような場面で特に有効です。
- 新しいシーンやクリップの挿入既存の編集に新しいシーンやクリップを追加する際、挿入位置以降のクリップをまとめて右に移動させてスペースを確保できます。
- 特定のセクションの削除タイムライン上の特定のセクションを削除した後、後続のクリップを一括選択して左に移動させ、ギャップ(空白)を埋めることができます。
- タイムラインの再構成プロジェクトの構成を変更する際、特定の位置から後のクリップをまとめて選択し、別の位置に移動させることで効率的に再配置が可能です。
注意点
- 自動トラック選択の確認:タイムライン左端の「自動選択ボタン(Auto Select Button)」が有効(白色)になっていることを確認してください。これが無効の場合、選択したくないトラックが含まれる可能性があります。
- マーカーの移動:この方法では、タイムライン上のマーカーは移動しません。マーカーも同時に移動させたい場合は、ダミーのクリップを挿入してから削除する方法が有効です。
参考:再生ヘッド”以前”のクリップを一括選択する方法
一方、再生ヘッドより前のクリップを一括選択する場合、以下のショートカットキーを使用します。
- Windowsの場合:
Ctrl + Alt + Y
- Macの場合:
Command + Option + Y
この操作で、再生ヘッドの位置から左側にあるすべてのトラック上のクリップが選択されます。
手順の詳細
- 再生ヘッドを移動:タイムライン上で、操作を開始したい位置に再生ヘッドを移動させます。
- ショートカットキーの入力:Windowsの場合は
Ctrl + Alt + Y
、Macの場合はCommand + Option + Y
を押します。 - クリップの移動または削除:選択されたクリップ群を必要に応じて移動したり、削除したりして編集を行います。
この操作は、特定のセクションを削除したり、タイムラインの構成を変更する際に役立ちます。
まとめ
再生ヘッド以降のクリップを一括選択することで、タイムライン上の編集作業が効率的になります。特に、後からクリップを挿入したい場合や、特定の位置にスペースを作りたい場合に便利です。ぜひこのショートカットキーを活用して、編集作業をスムーズに進めてみてください。
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