【40代から始めるDavinci Resolve】「マスク」の基本:シーンを切り替え

YAMACO 40th

ダビグマさん!!
エモいマスクトランジションがしたいです!

ダビグマ

ふむふむ!
なかなかいい質問ではないか。

YAMACO 40th

難しいことはわからないので、
簡単にできる方法を教えてください

ダビグマ

よろしい!
すごく単純作業なのにエモいマスクトランジションが
できる技を伝授しよう!

目次

はじめに

40代からでも始められる動画編集の世界へようこそ!この記事では、DaVinci Resolveを使った「マスクトランジション」の操作方法を解説します。マスクトランジションは、シーンの切り替えを滑らかにするエフェクトで、動画の質を一気に向上させることができます。

今回は、2つのクリップを使用し、2種類のマスキング方法を説明します。これらのステップを見ながら進めることで、初心者の方でも簡単に習得できるよう、具体的な手順を詳細に説明しています。

マスクトランジション見本

マスクトランジションの基本とは?

マスクトランジションとは、映像の一部を「隠す」ことで次のシーンに切り替える技法です。オブジェクト(例えば柱や木など)が画面に登場すると、そのタイミングで次のクリップにスムーズに移行できます。これにより、観客は自然な流れでシーンが変わったと感じます。


使うクリップの特徴

  1. 1つ目のクリップ:道を歩く人物。途中に木が現れるので、この木を使って次のクリップに切り替えます。
  2. 2つ目のクリップ:逆向きに歩いてる人物を撮影されたシーンです。

これをつなげるマスクをつくります。


1. クリップの切り替えポイントを見つける

まずは、クリップを切り替えるポイントを見つけます。

  1. 1つ目のクリップを再生し、下のように木が画面左端に現れるフレームを探してください。
    木が完全に表示される直前のフレームが、2つ目のクリップのスタート地点です。
このような、木が画面を遮るような場面を探す
  1. 2つ目のクリップでも同様に、木が現れるフレームを見つけます。ここでも、木が画面に登場する直前で次のクリップ(1つ目のクリップを流用)に切り替えます。

ポイント

  • フレームの切り替えは細かい調整が必要です。キーボードの矢印キーを使って、1フレームごとの動きに注意しましょう。

2. カラーページでマスキングを設定する

次に、カラーページで実際のマスキング作業を進めます。このステップではノードを使いながら、ウィンドウツールでマスクを作成します。

ステップ1:クリップの縮小

  1. カラーページに移動し、モニターに表示されるクリップのサイズを縮小します。今回は25%に設定すると作業がしやすくなります。

ステップ2:ノードの追加と接続

  1. 2つ目のクリップを選びます。
  2. ノードエリアで右クリックし、「ノードを追加」から「アルファ出力」を選択します。
  3. ノードの青い四角と、アルファ出力の青い丸をドラッグで接続してください。

ステップ3:ウィンドウを使ってマスキング

  1. ウィンドウタブをクリックし、四角いウィンドウを選択します。
  2. モニター上に表示される四角形のウィンドウを、木の位置に合わせて調整します(四角形の中の部分だけが、2つ目のクリップを表示します)。
※マスク枠のピンクのポイントは、マスクの縁をボカす調整ができます。

3. キーフレームを使ったマスク調整

次に、キーフレームを使ってウィンドウの位置を1フレームごとに調整します。木が画面の外に消えるまで、この作業を続けます(ここが正念場です!めんどくさいです!)。

ステップ1:キーフレームの設定

  1. キーフレームタブをクリックし、コレクター1にダイヤモンドマークを追加します(菱形マークを赤く点灯させる)。

ステップ2:マスクをフレームごとに動かす

  1. キーボードの右矢印キーを使い、1フレームずつクリップを進めます。
  2. 四角形のウィンドウの右端を木の左端に合わせ、少しずつ調整していきます。
  3. これを繰り返し、木が完全に画面から消えるまで作業を進めます。

4. 2つ目のマスクトランジションを作成

今度は、3つ目のクリップ(1個目を流用)を使って、2つ目のマスクトランジションを作成します。今回は、自由形ウィンドウを使って、よりクリエイティブなマスクを作ってみましょう。

ステップ1:自由形ウィンドウを使ったマスキング

  1. ペンツールをクリックして、自由にウィンドウを描きます。木や他のオブジェクトに沿ってウィンドウを描くと、自然な切り替えができます。
  2. 「ソフトネス」を調整して、マスクの境目を滑らかにします。
ソフトネスの場所

5. マスクトランジションの確認と仕上げ

最後に、Editページに戻ってトランジションを確認します。

  • 映像がスムーズに切り替わっているかどうかをチェックし、必要に応じて微調整します。
  • 音楽やサウンドエフェクトを追加して、完成度を高めましょう。

まとめ

DaVinci Resolveを使ったマスクトランジションは、視覚的に強いインパクトを与えるテクニックです。柱や木などのオブジェクトを活用してシーンを切り替えることで、映像にダイナミズムを持たせることができます。今回のステップを参考に、ぜひ自分のプロジェクトで試してみてください!

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この記事を書いた人

三河島デザイナー@動画制作

□荒川区|三河島を中心に密着系デザイナー
□経歴:通信エンジニア▷カメラマン専属アシ▷フォトグラファー▷印刷会社・動画制作、動画編集、グラフィックデザイナー
□三河島から全国へ情報発信!
□Adobe Ai, Ps, Id, Pr. Morisawa font.

印刷系サラリーマンを10年勤め晴れて独立。「お仕事」「お金」「ライフスタイル」等を真剣に発信中。荒川を「住みたい街ランキング1位」にすべく、動画クリエイター兼デザイナーとして地道に活動中!

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